すべての運動器(骨・筋肉・関節・靭帯・神経)の治療で悩んでいる人へ
すべての痛みやケガ、病気が治る・・・
そんな「魔法の治療」を求めている人はこのページをここで閉じて、忘れることをオススメします。
いきなりでごめんなさい・・・
僕は整形外科医としてすべての痛みやケガを治したいと思っていますが、まったくもってその領域は見えてきません。
「付き合っていかなくてはいけない痛みや障害がある」
悔しいですが、それが現状です。
でも、それでもなお、
「時間をかけて、命を削って伝えたいことがある」
それがこのNext Care Systemです。
このレターを読むだけで、あなたの治療に変革をもたらす。
そんなレターが完成しましたので、できることならお気に入りに登録して何度でも読んでいただくか、メモを取りながら読んでみてください。
ドクターショッピングという言葉があります。これは治療に満足せずにいろいろな医師を取っ替え引っ替え受診してしまう行為を言います。このドクターショッピングは僕ら医師からはどうしても嫌われがちな行為です。
「あー、ドクターショッピングしてる人かぁ・・・」
これを心の中で、もしくは独り言で呟きながら、苦笑いするのが多くの医師の一般的な反応です。
それはドクターショッピングしている人の行く末がかなり厳しいモノだと知っているからなんですね。
ドクターショッピングしている患者さんは、どうしても満足する診療をする医師には出会えず、それでも「次の医師は・・・」と願って、遠くの病院まで受診する。でも、やっぱりダメだった。
「この日本には自分の求める治療をしてくれる医者はいないのか・・・」と絶望と共に疲弊してしまう。
最終的には違法スレスレの誇大広告をしている謎の民間治療に多額のお金と時間を注ぎ込んで・・・当然、効果がでず(それどころか悪化することも)、お金も時間も労力も精神力もすべて使い果たして、治療を諦める。
そんな辛い顛末をたどる人が決して少なくないです。僕自身、あちこちの医師や患者さんからそういう話を聞きます。
頭頚部心療科という日本初の診療科を立ち上げた小野繁先生の著書「ドクター・ショッピング なぜ次々と医者を変えるのか?」に詳しく書いてありますが、ドクターショッピングは真面目で好人物、いわゆる「いい人」が陥りやすい状態です。「いい人」は他人のためなら思い切った行動ができるのに、こと、自分自身のことになると活力を失いがちです。元々、真面目な性格なので小さなことも気になって、納得いくまで病院巡り、すなわちドクターショッピングをしてしまうのだと言います。
また、ドクターショッピングには陥ってなくても、治療に悩みや不満をお持ちの人は多いです。そして、そのほとんどの人はやはり「いい人」だということを実感します。僕のところに相談に来てくださる人の多くは「いい人」が故に、主治医や治療の担当者に不安を十分に打ち明けられず、でも、簡単には切れずに悩んだ末に僕の外来やパーソナルコーチングに来てくださったりします。
そういう人をはじめ、治療に悩んでいる人は一歩踏み間違えると誰だってドクターショッピングをしてしまいかねないということがわかるかと思います。
だからこそ、僕はドクターショッピングに足を突っ込んでしまっている人やその自覚がない予備軍の人たちの力になりたいと思うようになりました。
僕の外来には日本全国(時に海外)からはるばる来院してくださる方がすくなくありません。そういう方もやはり、ドクターショッピングとまでは言わずとも、これまでの治療に満足されずに来院される人が大多数です。
ですから、まずは「満足いただける」検査と説明と治療を何とかしたいと思っていて、事実、ある程度の患者さんにとってはそういうモノが提供できていると思っています。しかし、全員ではありません。
なぜなら、病院での診療というのはよっぽど暇な外来ならまだしも、認知されて患者さんが集まれば集まるほど、1人1人にかけられる時間は減っていきます。僕の外来も良く批判される「3時間待機、3分診療」なんて状況になってしまうこともあります。
そんな状況で全員が満足する診療は無理です。これは日本全国どこでもそうだと思います。そして、ある程度満足してくださっている人も、僕の説明をどれほど理解して、どれくらい満足して治療を受けてくれているか、という度合いで言えば、まだまだ上はいくらでもある。つまり、もっと伝えるべきことは本当はあるし、時間をかけられるならそれが一番いいということは常日頃感じています。
しかし、それをやってしまうと、「3時間待ち、3 分診療」が「6時間待ち、6分診療」になるだけです。
ですから、「ドクターショッピングに足を突っ込んでしまっている人やその自覚がない予備軍の人たちの力になりたい」と思っても、通常の診療では全然無理だなと感じています。もちろん、通常診療でもサジは投げてませんが、もっと何かできるのではないか!?という思いが、今回のレターに繋がっています。
そんなドクターショッピングから治療を諦めるまでに至ってしまう人がいると思えば、サクサクッといい治療をしてくれる医師を見つけて、自らも学びながらドンドンと治療を進めて、サッサと治療を卒業してしまう人もいます。
これを患者間格差と呼んでいます。
格差社会が叫ばれて久しいですが、いよいよ患者さんの間でも格差が広がっています。
それがアスリートやスポーツ選手であればさらに大きな差になります。アスリートは日常生活に復帰するだけでなく、ハイレベルなスポーツ競技に復帰するという道のりがありますから、治療から復帰までの長い道のりでアスリート間格差が広がっていきます。
なぜこの患者間格差やアスリート間格差が広がっていくのか?と言うと、一つは情報が溢れていることが原因です。「情報化社会」なんて言葉も逆に古すぎて使われなくなってしまうくらいに時間が経っていますが、その結果、専門性が高く医師らごく少数の専門家しか知り得なかった医療情報も、検索すればいくらでも手に入る時代になっています。
しかし、それゆえ、その情報はまさに玉石混淆です。正しい情報もあれば、思いっきり間違った情報も平気で検索結果に出てきます。その玉石混淆の情報を浴びた人がチームや家族、周りにたくさんいるわけですから、そこで話して、相談して・・・もうカオスですよね。
外来にいらっしゃる患者さんでもいらっしゃるのが「友達が腱板断裂は手術しちゃいけないって言ってたんです。実際、その友達の友達が手術をして痛みが強くなっちゃったって話らしくて。それでインターネットで調べたら、もういろんなことが書いてあってわけわらなくて・・・」みたいな感じのご相談です。
情報のカオスの海で溺れてしまっています。
そうやって情報のカオスの海で溺れてしまって、そこから救ってくれる医師に出会えなかったときはまさにドクターショッピングに足を突っ込むか、治療を諦めてしまうか、治療はしているけど疑念を持ったまま一向に良くならない経過を辿ってしまうということが起こりえます。
そういう人たちを治療難民と呼んでいます。
一般的な紛争地域や発展途上国からの難民と同様、難民になってしまう人が問題なのではなく、その社会や環境が問題で難民が生まれてしまうわけです。
その社会環境の問題としては、先ほどの医療情報すら溢れかえってしまっていることと、「3時間待ち、3分診療」にならざるを得ない医療制度があるとお伝えしました。
しかし、他にも多くの治療難民を生み出す原因がこの日本社会に蔓延しています。
特に治療難民を生み出すどころか、治療難民を食い物にする最低なヤツらがいます。
それは利己的な医療者です。
医療者というのは医師や看護師、理学療法士、作業療法士などもそうですが、接骨院を経営する柔道整復師や鍼灸師、整体師などセラピストと呼ばれる人たちも含まれます。
本来、そういう人たちは利他的、すなわち他人の利益のために働く人たちであるべきだということに異論を唱える人は少ないと思いますが、実際のところは、己(自分)の利益が最優先されているとしか思えない利己的な医療者というのは残念ながら少なくありません。
身体診察が不足したまま、レントゲンなど画像検査だけを見て、「レントゲンに異常はないから、リハビリで治しましょう。」と言い、本音では「放っておいても治るけど、リハビリは金になるから、適当に電気でも当てておこう」と思っているような最低な医師がいます。テキトーな診察が元なので、最低の医師の本音の予想は外れてしまって、電気を当てども当てども良くなりません。
これ、勘違いしてほしくないんですが、いわゆる「電気を当てる」という物理療法はしっかりと診察して、原因となる部位とメカニズムを診断した上で必要と判断されれば、その効果は十分に期待されます。僕自身もクリニックで外来をする場合は積極的に物理療法をオススメしたりします。
逆に画像検査という手段を持ち合わせない接骨院の柔道整復師の中には本来定められている、骨折・脱臼などの外傷の初期治療のみならず、身体診察だけで診断して、治療してしまう人がいます。実際に僕が診察した患者さんですが、前日に接骨院で肘の脱臼と診断されて整復。あとは毎日包帯を巻き直しにきてくださいと言われたといいます。しかし、痛みが一向に引かないので、翌日、僕が勤務しいている病院を受診しました。
「接骨院で肘の脱臼を整復されたんですが、痛みがとれなくて・・・」
という話を聞いた僕は
「あ、これはまずいかもな・・・」
と思いつつ、レントゲンを撮ってもらい、結果を見ると、
「やっぱりな・・・」。
脱臼じゃなくて、骨折だったんですね。
「これは手術が必要な骨折です。よく来てくれましたね。」
ということで、手術になりました。
多分、その接骨院の柔道整復師は画像検査のために病院に紹介してしまうと、もうその患者さんは自分のところには帰ってこないという利己的な想いがあったはずです。多くの柔道整復師は骨折だろうが脱臼だろうが、まず画像診断を受けるように患者さんに言うか、病院に連絡することがほとんどなので、これは極端なケースですが、でも、実際にあるケースです。
情報のカオスの海で溺れてしまっている治療難民にとっては利己的だろうが医療者は頼らざるを得ないという面があるでしょう。というより、利己的ということを見やぶるのは難しいですよね。そこにつけ込んだ利己的な医療者は最低です。
医療者という括りで見ると、患者さん・アスリート側からは様々な職種の違いがわかりにくかったりするのも問題です。 いわゆる「先生」問題です。 われわれ医師も先生と呼ばれますが、接骨院の院長は医師ではない柔道整復師ですが「先生」であり、もしかしたら信頼しているトレーナーも「先生」と呼ぶこともあるでしょう。 「先生」と呼ぶと絶大な信頼を置きがちで、その「先生」は医療知識が飛び抜けてあって、任せておけば大丈夫という「先生依存」が起こってしまうことがあります。
しかし、彼ら「先生」にもそれぞれ得意・不得意分野が「しっかり」あります。
それをざっくり「何でも知ってるだろう」と依存してしまうと、その「先生」が利己的だったら、簡単に食い物にされてしまいます。ちなみに利己的というのは悪意があるのとは別です。悪意がない利己的な医療者はたくさんいます。悪意がないだけに自覚もなく、「患者さんのため」と口では言いながら、実際にやっていることは違う・・・という人は相当数いると思った方がいいです。
例えば、それぞれの得意・不得意分野で言うと、われわれ医師は病気やケガの診断(痛みなどの原因からメカニズム、起こっていることを突き止める)と治療が得意分野ですが、不得意分野はスポーツ現場でのトレーニングやパフォーマンスに関するアドバイスです(ちなみにそれがイヤで僕は現場レベルの知識と経験を積み上げてきました)。
逆にトレーナーやトレーニングコーチは病気やケガの診断や治療は素人です。不得意というレベルではありません。素人です。
ごめんなさい、医師の僕が言うと傲慢で差別しているみたいに思わせてしまうかもしれません。でも、逆に現場でのトレーニングやパフォーマンスとの繋がりを考えていくことにおいてはプロ中のプロです。そういう意味で僕は現場で指導している人たちをリスペクトしていて、頼りにしていて、そして、今後も僕自身、学んでいきたいと思わせてくれる方々です。
柔道整復師や鍼灸師・・・その他、民間医療のセラピストたちも先生と呼ばれますが、彼らはよりわかりにくいでしょう。一番区別すべきは、医師ではないので「診断」はできない(やってはいけない)という点です。つまり、病気やケガ、痛みの原因とメカニズムを診断することはできないので、本来は医師の「診断」の元、治療を考えるか、身体のメンテナンス目的で通うのが正解です。しかし、何かしら「診断」ぽいことをしないことには治療には移れない(原因もわからずに治療するわけにはいかない)ので、「診断」ぽい話をされることは多いでしょう。それは「先生」が言ったことだから、その「診断」ぽい話が真実と思い込んで治療を続けてしまう。これが「先生依存」の典型です。
われわれ医師も、特に整形外科領域の関節とか骨とか筋肉などの痛みの原因「診断」はとても難しいモノで、いくら画像検査を尽くしても、これという異常が見つからないこともありますし、異常が見つかっても、それが本当の原因じゃないこともあります。
ただ触っただけで「診断」ぽく話して、信じ込ませて、治療を続ける。これも利己的な医療者と言っていいでしょう。
そんな僕自身、学生時代は治療難民でした。
野球部に所属し、誰よりも自分のパフォーマンスに真剣に向き合い、「野球が上手くなりたい」という一心でトレーニングを続けていた僕は、その方法論に間違いもあり肘を傷めてしまいます。
「もっと投げ込んで、いいボールが投げられるようになりたいのに!!」
と日々、悔しいやり切れない気持ちを抱えながら、治療をしていました。
ドクターショッピングの例では、他の医師や患者さんから聞いた話としてお伝えしましたが、その例の一つは僕自身でした。
近くの整形外科に行ってはみたものの、
お決まりの「レントゲンは異常ないね。リハビリに通ってください。」
のひとことで電気を当てられる日々。
電気を当てても、何ら変化を感じない・・・
僕はドクターショッピングというほど医師を回らず、すぐに民間療法に頼りました。
民間療法はビジネスとしてよく本を出します。「奇跡の○○療法!」みたいなやつですね。それに僕もハマって、当時山形大学に在学中に隣の県の新潟にある治療院まで足繁く通う日々が始まります。
隣の県と言っても片道3時間以上車で運転し、治療は30分。今思えばよく行ったなと思いますが、通っていた理由は一時的にでも肘の痛みが軽くなったからなんですね。
その治療院では肘の痛みの原因についてはこれといったことは言ってくれなかったんですが、「これなら良くなるんじゃないか!?」と思わせる、治療直後の実感がありました。でも、その実感も回を重ねる毎に少なくなっていって、最終的には治療直後も痛い・・・という状態になってしまい、諦めることになります。
これが僕がハマった、そして、多くの人がハマりがちな落とし穴の1つ目です。
それは「魔法」を求めてしまう。という落とし穴です。
診断はとりあえずつかなくても、もしくは、医師に「そう簡単には治らないよ」と言われるような診断でも、「魔法」のようにとりあえず治しちゃうような治療をしてくれる人がどこかにいるんじゃないか?という願望。この願望は誰もが持つと思いますが、実際にその「魔法」をちらつかされて、その「魔法」にハマってしまう。これが落とし穴です。
シンプルな結論ですが、「魔法」なんてないんですね。
僕がハマった「魔法」らしきものだって、本来は肘の痛みの原因を突き止めて、時間をかけてじっくり原因を改善していく。それはトレーニングだったり、ストレッチだったり、時には手術だったりするわけですが、そういうことをせずに30分の施術だけで「魔法」にかかった気でいたのが当時の僕です。
そして、実は最後にもう一つの落とし穴にかかりそうになっていました。
それは「占い」です。
は!?「占い!?」
と思われたと思いますが、「魔法」と一緒であくまで比喩、例えです。
民間療法でも治せず、激痛に耐えながらも外野手として野球を続けていた僕は最後にある大きな病院の著名な先生の診察を受けます。そして、その先生の診断は「尺骨神経障害」でした。
最初の整形外科で「野球肘」としか言われず、具体的にどこの何が悪いのか?を診断されずにもやもやしていた僕にとっては、最後の希望の光に思えました。
それほど、治療で悩んでいる人にとって、「診断が特定される」ということは大きな希望になるんですよね。
原因がわかれば治療もピンポイントに効果的なモノができるというのは事実ですから。
そこで提案していただいた治療は「手術」でした。
尺骨神経が障害されているなら、投げるときに障害を受けないように尺骨神経の走行を変える手術が選択肢に入るということを説明受けました。当時大学6年で、もう野球も引退間近だったので手術はしませんでしたが、もし大学3年とか4年くらいだったら手術を受けたでしょう。
今、考えれば、
もし手術を受けていれば・・・
肘の痛みは良くなっていなかったと思います。後悔していたかもしれないくらいに。
これは当時診断してくれた先生には何の問題もありません。問題があったのは落とし穴にハマりかけた僕です。どういうことかと言うと、「尺骨神経障害」というものが野球肘の原因として最近注目されているということを聞いて、その診療を専門的にやっているという先生を受診した僕は、自分の症状を「尺骨神経障害」に典型的なものに「寄せて」いったんですね。
「投げたあと、手先がしびれますか?」 → 「はい!(時々だけど・・・)」
「投げる瞬間に指先まで電気が走りますか?」 → 「はい!(痛すぎて本当はよくわからないけど)」
みたいな感じですね。
こんな状態で正しい診断など無理に決まっていますし、当時の先生にも申し訳ないと思います。
それほどまでに「確定した診断」を求めていたということでもあります。
これは「占い」で自分の現状を言い当ててもらい、さらに未来を予測してもらうことの安心感に近いのではないかと思います(僕自身は占いは興味ないので、推測ですが)。
「占い」でもありますよね。
「あなた○○なところがありますよね?」→「ああ、はい、ありますあります。なんでわかるんですか!?」
みたいなやつ。
でも、それって誰にでもある程度は当てはまる話をしているだけだったりしますし、そこからだんだん絞っていっても、もう否定できなくて、「(あんまりそうは思わないけど)ああ、なるほど、言われてみるとそうかもしれないです!」みたいな状態になってしまう。
これが落とし穴の2つめ「占い」にハマってしまう。です。
この「魔法」と「占い」という落とし穴にハマり、ハマりかけた僕としては、僕のような人をこれ以上増やさないということを常に心に決めています。
それは僕の診療スタンスにも表れていて、僕が提案する手術などの治療は「魔法」ではないし、診断も「占い」のように断定的に完全に特定することもしません。
「ここが痛みの原因と考えていて、○○という治療が一番可能性が高いと思います。」
という話し方になります。
よく
「先生に確実に良くなるって言ってもらえれば安心するんですが」
と言われますが、それでも、
「ごめんなさい、100%はないんです。」
と話します。それはこの訴訟社会を1人の医師として生き残らなくてはいけないという、ありがちな理由以上に、「魔法」と「占い」に自分の患者さんをハマらせないためという意識があるからなんです。
しかし、これだけでは、まったくもって足りない。
相も変わらず「魔法」を求め続ける患者さんはおられますし、
自分の診断を完全に特定してくれる「占い師」を探し回る患者さんもおられます。
このNext Care Systemに参加していただくと、まず最低限、この二つの落とし穴にはハマらなくなります。いや、落とし穴がない道を歩むことができるというのが正確な言い方かもしれません。
僕のように落とし穴にハマって、利己的な医療者の食い物にされてしまいかねない治療難民。そんな人たちの力になりたい!という思いが日々強まる中、この制限された診療以外で、どういう方法があるのか、常に考え続けてきました。
その一つがメルマガやブログなどでの情報発信ではありますが、それ以上に、まだまだ、もっともっと力になれるはずだという思いが強まっていきました。その思いを原動力にして生まれたのが、今回お話しする「Next Care System」です。
この「Next Care System」という企画に当時の治療難民時代の僕が参加していたら、いとも簡単に治療難民から抜け出していたでしょう。
なぜ当時、そういうモノがなかったのか!?
と過去を悔やんでも仕方ありません。
今、悩んでいる、困っている、苦しんでいる人の力になることで、その悔しさをも晴らしたいと思います。
このNext Care Systemの最終ゴールであり、かつ、次の人生(Next Life)のスタートにしてほしいのが、「治療からの卒業」です。
この「治療からの卒業」には2つの意味があります。
1つ目は痛みや障害などがなくなり、つまり、治りきって、もう治療が必要ないから治療から卒業するということ。
この「完治して治療から卒業」をまず目指すのは当然ですし、そのための企画でもあります。しかし、すべてのケガや障害、痛みが完治するかと言えば、残念ながら後遺症を残す、もしくは、治療に長期間を要するものが少なからずあるのも事実です。
それらすらすべて完治させますという「魔法」をお届けするつもりはなく(そんなものは現代医療では不可能です)、むしろ、もう一つの卒業の意味も含めて、
治療からの卒業を達成します。
その2つめの意味は、治療活動が習慣化してしまって、もうエネルギーを消費することなく自動運転かのように症状改善に向かう、もしくは、いい状態を維持する治療活動が続けられる状態。
この2つ目は「治療に思い悩み、エネルギーを注いで、頑張る状態からの卒業」という意味で、治療からの卒業と呼んでいます。
ですから、順番としては2つ目の
「治療にエネルギーを注いで、頑張る状態からの卒業」を達成したあと、
実際に症状も完治して1つ目の
「完治して治療活動自体を卒業」するという流れを目指すことになります。
そして、このNext Care Systemにご参加いただくと、2つ目の「治療にエネルギーを注いで、頑張る状態からの卒業」は企画が行われる4週間と実践期間2週間くらいで、ある程度達成できてしまうと思います。
卒業への第一歩は「自分の身体はこんなにも奇跡的なシステムで成り立っているのか!?」という視点を持って治療に望んでもらうことです。
ですから、学校の勉強とは違う次元のわかりやすさのセミナーが前半は繰り広げられます。
そして、治療自体もあなた独自の治療システムを構築してもらいます。
もちろん、あなたは医療の専門家ではないかもしれません。しかし、「あなた」という人間の専門家、第一人者であることは間違いありません。
そんなあなたが、主治医やリハビリの担当療法士、トレーナーなどの助言を借り、さらに自ら集めた信頼できる情報をもとに、独自の自分のためだけの治療システムを構築する。
Next Care Systemは企画名でもあり、この治療システムのことでもあります。
この治療システムをどう作り上げるか?ということがこの企画のメインテーマですが、医療の専門家でない人がイチから作り上げることができるような企画になっています。楽しみにしていただければと思います。
「自分で治療システムを作り上げる?」
「そんなのできるの?」
「そもそも大変じゃない?めんどくさい・・・」
と思われるかもしれません。そんなことするくらいなら、やっぱり「魔法」をかけてほしい。。。と言う人は、ここまでお読みいただいた人の中にはおられないかと思いますが、でも、治療システムを構築すると聞くと、そこまでする必要があるのか?と思うかもしれません。
それに対するお答えとして、1つ目は、言うほど大変じゃないですよということ。しっかり企画に参加いただき、動画セミナーやメールセミナーで学んでいただいたことを実践していただくだけで作り上げることができます。
特殊な機器も必要ないですし、日本に少数しかないスゴい施設での治療なんかも必要ありません。
ましてや寝る間も惜しんで難しい本を読み込む必要もないですし、前提となる専門知識なども必要ありません。
(ただ、中学生以下となると、少し理解や実践に限界があるかもしれないので、ご両親の協力が必要だと思います。)
2つ目のお答えとしては、これは一生モノのスキルになるということです。
今後治療が必要になったときに使えるのはもちろん、治療ではなく、「成長」という視点で捉えても、このNext Care Systemで学び、実践いただくことは大きなベースになります。
僕の活動の一番のメインテーマは
誰もが人生最大の成長期を作り上げられる世界
です。
その世界を実現するために、様々な情報発信をしていますが、今回のNext Care Systemもその一環です。治療からの卒業は、人生最大の成長期を作り上げるスタートだということです。
そして、治療からの卒業に向けて上昇曲線を作り上げていった、その学びと実践経験は、あなたのさらなる成長とゴール達成に向けて思いっきり使うことができます。
さあ、
あなたもNext Care Systemを構築し、治療から卒業し、人生最大の成長期を作り上げてみませんか?
このNext Care Systemという企画は1週間ごとに動画セミナーをお送りします。計4回、つまり、4週間の間で学び切っていただく、実践いただく企画です。4回のセミナーにはメインテーマが設定されており、それぞれを段階的に学んでいただくことで、最後にはNext Care Systemが完成し、卒業へ向かうことができるという構成になっています。
企画に参加していただくと、会員専用サイトをご案内します。こちらの会員専用サイトにすべての動画セミナーやメール講座のバックナンバーが掲載されていきます。また、メールアドレスを登録いただき、そのメールアドレスにも随時ご案内・講座が届きます。
まず最初の動画セミナーは「キャッチコピー法」で理解する身体というテーマでお届けします。これは「自分の身体はこんなにも奇跡的なシステムで成り立っているのか!?」と腹落ちしてしまうための知識です。基礎知識というのは得てして退屈なものですが、それを「キャッチコピー法」という説明方式を使うことで、すんなり理解できて、イメージできてしまうのが不思議です。この段階で身体の部分部分のイメージが鮮明になり、正しい理解ができるので、自らの怪我や痛みについても点と点がつながるように理解が深まります。その時点で治療そのものに対するプラスの効果を実感できるかもしれません。
こちらのセミナーではほんの一部ですが、以下のようなことが学べます。
いよいよ第二回目の動画セミナーでは「自分の身体はこんなにも奇跡的なシステムで成り立っているのか!?」と腹落ちしていただきます。この奇跡の身体システムを理解することは治療のシステムを作り上げる土台となりますし、これを知るだけでも自分が治るんだ!という確信めいたものを感じることができます。その確信は治療効果を高めてくれるでしょう。
こちらのセミナーではほんの一部ですが、以下のようなことが語られます。
第3回のセミナーは治療の方法について突っ込んだ解説に入ります。誰もが聞きたいテーマについて、僕の経験上、多くの患者さんがつまづくポイントを中心に解説しています。また、自らのNext Care Systemとして治療を組み立てていけるような内容で、この第3回セミナーを聞いたあとにはすぐに治療方法を組み立て直したい!という衝動に駆られることでしょう。
こちらのセミナーではほんの一部ですが、以下のようなことが語られます。
そして、Next Care Systemを完成させて、卒業へ向かうための最後のセミナーです。ここまでの3回のセミナーで学び、そして、少しずつ実践していることを一気に統合して、周りも自分も驚くべき成果を上げるときです。
こちらのセミナーではほんの一部ですが、以下のようなことが語られます。
このNext Care Systemを高いレベルで効果的に短期間に構築してもらえるように特典を用意しております。
本編の動画セミナー以外に2日に1回くらいの頻度でメールをお届けします。これはメールによる特別講座です。動画セミナーではお伝えしきれなかったポイントや、ケーススタディとして具体的なNext Care Systemの構築例をお伝えしていきます。これを読むことで動画セミナーでの実践が加速すること間違いなしです。
もう一つの特典はNCSシートという印刷して使っていただくPDFファイルをお渡しします。NCSはNext Care Systemの略で、そのまんまですが、このNext Care Systemを具体的にあなた独自のものとして構築するための書き込み型シートです。これに従って書き込むだけで、あなた独自のNext Care Systemが完成します。
このNext Care Systemにご参加いただいた人もそうですし、歌島大輔公式メールマガジンの読者さんは基本的には質問は自由にしていただいて良いです。ただ、たくさんの方にご参加いただいているので、1通1通読ませてはいただいていますが、個別に返信はできないことが多いという現状があります。
それでもできるだけメールマガジンやNext Care Systemのメール特別講座の中で、解決のヒントになるようなことをシェアする形で紹介するようにしています。
今回は期間限定で3往復までメールでの質問を無料で行っていただける権利を用意をしました。Next Care Systemを構築するにあたっての疑問、質問、お悩みに個別に返信してお答えします(匿名の質問として、メール特別講座でシェアさせていただくことがあります)。
この企画に参加するための参加費は39,800円です。
企画を完成させた当初は20万円での販売を考えていました。
その価値は余裕であると思うからです。
例えば、僕の専門分野である肩の腱板断裂の手術治療を考えてみると、
手術だけで30万円近くの費用がかかり、入院費、点滴や飲み薬の費用も含めればその倍くらい。
つまり、入院、手術で60万円。
さらに、術後のリハビリテーションは約2000円/回をたいてい月に10回くらいを5ヶ月おこないますので、10万円。そして、移動費や通院での検査費、その他もろもろを含めれば100万円を超える医療費とその周辺の費用となることもあります。
医療費はその3割の負担ですが、それでも20−30万円となるわけです。
僕自身も治療に携わっているので、この手術からリハビリの価値としてはそのくらいの金額が妥当だと思っていて、むしろ、少ないくらいかもしれないですが、医療費削減が叫ばれる日本では致し方ないかという感じです。
その100万円の価値のある手術からリハビリの一連の治療にも負けない、それも別の性質の価値がNext Care Systemにはあると自負していますので、少なめに見積もっての20万円を考えていました。
医療費が3割負担というのは誰もが治療を要する状態になりうるという状況の中で、治療が必要な人を国民全体でカバーしていこうということです。そういう意味では「Next Care Systemを学び、実践する費用」も3割負担に軽減するくらいの社会になったら素晴らしいと本気で思っています。ですから、その願いも込めて、20 x 0.3で6万円としました。
もちろん、現状では7割の14万円は実際は健康保険がカバーするわけではなく、単なる僕からの値下げになるわけで、そこには多くの人に参加してほしいという願いを込めています。
そして、当時、治療難民だった僕に対してアドバイスするとすれば、この企画が6万円なら他の何を差し置いても迷わず参加すべきレベルです。しかし、当時の僕は毎日の食費にも困窮して、いかにワンコイン以内で食事を済ませるかに命をかけ、読みたい漫画も買わずにレンタルをして・・・それでも足りない生活費をアルバイトで稼いで・・・という学生でしたから、果たして6万円を捻出できたか・・・?という疑念が残ります。
そして、このレターをお読みの人の中にもそういう状況にいる人が少なからずいると思ったんですね。特に治療にはお金がかかりますから。
ですから、6万円ではなく、さらに2万円値引きして、39,800円と設定しました。
これは当時学生だった僕がギリギリ捻出できそうな額です。
この値段でも当時の僕が迷っているようだったら、
「今月と来月の飲み会、全キャンセルして、必死に捻出しろ!」って言います。
僕から僕への叱咤なので、パワハラにはなりません 笑
でも、実際、当時の僕のように経済的に苦しいと言っても、実はこの価格なら大丈夫という人が多いと考えて、ここまでの価格設定にしました。
何が言いたいかっていうと、こんなに安いんだから参加してくれ!!
っていうことじゃなくて、
そもそもの20万円の価値があると思って、参加してほしいということなんです。
逆に20万円の価値がないと思えば、参加しない方がいいかもしれません。
でないと、人生を変えるだけのインパクトがあるこの企画を受け止めきれないかもしれないなと思うんです。
ですから、
20万円という大金を注ぎ込んで参加して、本気で学び、実践してやるんだ!という気持ちで参加してほしいと思います。
実際には39,800円です。
誰かに依存せずに、自らの治療システムを助言や信頼できる情報をもとに組み立てることができる人、そんな人が増えれば増えるほど、未来に向けても怪我や痛み、障害に悩まされる人は減っていくでしょう。
さらに治療自体、医師の想定以上に順調に進む人が増えることで、
医師仲間から
「なんか最近、おそろしく自立した患者さんが増えて、そういう患者さんがものすごく順調に回復するのを見てて、なんでだろうと思ってたんだ。実際に聞いてみると、みんなNCS、NCSって言うんだよな。」
という噂が出てくるようになります。
NCS参加者はみな治療から卒業して人生最大の成長期を作り出すという、半端なく輝いている日々を過ごしているので、周りへの影響も大きいわけです。そういう「いい影響」を受けた周りの人たちも成長し出したり、笑顔でいられる時間が増えたりして、成長期のポジティブ連鎖が起こる。
そんな世界を本気で作り上げていきたいと思っています。
そのためのとっても大切な企画がこのNCSです。
ぜひ、あなたのご参加をお待ちしています。